【過去データ】ジャパンカップ勝ち馬の条件と優勝馬GⅠ成績
世界に誇る日本最高峰のレースJAPAN CUP
3歳・古馬・海外馬が東京2400mで激突するこのレースは
完全に能力の答え合わせができる大会
オーラや格も大切ですが
この日この時に一番強い馬が決まります
今年はどんなドラマが歴史を彩るのでしょうか。
ではジャパンカップの分析へ
人気
まずは当日人気別の成績を過去20年で見てみましょう
1人気が9勝と結果を残している状況
10人気以下の優勝馬は存在していなく基本的には5人気内での決着が主
続いて前走人気別の成績をご覧ください
前走1人気が14勝と圧倒的
GⅠの中でも最高峰であるこのレースでは
これまでの実績及び評価がなければ頂へは届かない
着順
続いて前走着順別の成績をご覧ください
前走1着の馬がリードしているものの
9着以内であれば巻き返しは可能であるというデータ
前走が能力にフィットせず凡走しているパターンも多いので見極めは必須
前走レース
前走レース別に違いを見て行きましょう
天皇賞秋組が11勝で圧倒的支配力
秋華賞から参戦し勝利している2頭は共に3冠馬
京都大賞典で強いレースをしそのままこのレースに繋げてくるパターンも3勝とまずまず
キャリア
馬齢というキャリアが結果にコミットするのでしょうか
6歳以上の勝利は過去20年ありません
基本的には充実期の有力馬4歳かGⅠ実績のある5歳で問題なさそう
3歳での優勝はダービーかオークスで活躍していた馬のみ
産駒血統
トレンドを加味して過去10年に絞ります
サンデーサイレンス系が勝率60％と好成績
ミスプロ系が次点という事例は競馬界のトレンド
馬体重
馬格を見ていきましょう。
過去10年442㎏～536㎏内で優勝馬が誕生しています
(中央値としては489㎏)
振り幅は大きく馬体重そのものに大きなファクターがあるとは言い難いでしょう
枠別成績
枠の有利不利をみていきましょう
1枠が強く中枠が少し不利な印象
3枠までで13勝している事から2400mをこなすのがいかにタフであるかが理解できます
頭抜けているようなメンバーでない限り枠の重要性は高いとみます
脚質
脚質別の成績はどうなるでしょうか
差しが12勝で先行が7勝
コースの特徴からみてもこのクラスでもレース展開に変わりはなさそうです
騎手別成績一覧
騎手のスキルに有利不利はあるのでしょうか。
※2024.11.05時点(赤字は引退騎手)
| ジャパンカップ(20年) | ||
| 騎手 | 勝利数 | 所属 |
| Ｃ.ルメール | 4勝 | 栗東 |
| 岩田康誠 | 3勝 | 栗東 |
| 武豊 | 3勝 | 栗東 |
| Ｍ.デムーロ | 1勝 | 栗東 |
| 池添謙一 | 1勝 | 栗東 |
| C.スミヨン | 1勝 | ー |
| O.ペリエ | 1勝 | ー |
| L.デットーリ | 1勝 | ー |
| R.ムーア | 2勝 | ー |
| H.ボウマン | 1勝 | ー |
| O.マーフィー | 1勝 | ー |
| 福永祐一 | 1勝 | 栗東 |
ジャパンカップといえば外国人ジョッキー
過去20年で8人の騎手が優勝しており、その中でもルメール騎手は4勝と常識外の巧さ
美浦所属の騎手が1勝も出来ていない点は要注目ですね
外国人騎手には注目です
ジャパンカップ馬 GⅠ成績
最後に、ジャパンカップ馬その後の成績を見て行きましょう。
過去20年を遡って
レース勝利後国内GⅠでどこまで結果を残せたのか
データで確認してみましょう
2023年イクイノックス
| イクイノックス | |
| 馬主 | シルクレーシング |
| 調教師 | 木村哲也 (美浦) |
| 父 | キタサンブラック |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| ー | JC後引退 | ー | ー | ー |
無双の天才
2022年ヴェラアズール
| ヴェラアズール | |
| 馬主 | キャロット |
| 調教師 | 渡辺薫彦 (栗東) |
| 父 | エイシンフラッシュ |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| 2022/12/25中山 | 有馬記念 | 4 | 10着 | 芝2500 |
| 2023/06/25阪神 | 宝塚記念 | 9 | 8着 | 芝2200 |
| 2023/11/26東京 | ジャパンカップ | 9 | 7着 | 芝2400 |
ピンポイント特化型
2021年コントレイル
| コントレイル | |
| 馬主 | 前田晋二 |
| 調教師 | 矢作芳人 (栗東) |
| 父 | ディープインパクト |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| ー | JC後引退 | ー | ー | ー |
全てにおいてオールマイティ
2018・2020年アーモンドアイ
| アーモンドアイ | |
| 馬主 | シルクレーシング |
| 調教師 | 国枝栄 (美浦) |
| 父 | ロードカナロア |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| 2019/06/02東京 | 安田記念 | 1 | 3着 | 芝1600 |
| 2019/10/27東京 | 天皇賞秋 | 1 | 1着 | 芝2000 |
| 2019/12/22中山 | 有馬記念 | 1 | 9着 | 芝2500 |
| 2020/05/17東京 | ヴィクトリアマイル | 1 | 1着 | 芝1600 |
| 2020/06/07東京 | 安田記念 | 1 | 2着 | 芝1600 |
| 2020/11/01東京 | 天皇賞秋 | 1 | 1着 | 芝2000 |
| 2020/11/29東京 | ジャパンカップ | 1 | 1着 | 芝2400 |
まさに東京の女王
2019年スワーヴリチャード
| スワーヴリチャード | |
| 馬主 | NICKS |
| 調教師 | 庄野靖志 (栗東) |
| 父 | ハーツクライ |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| 2019/12/22中山 | 有馬記念 | 5 | 12着 | 芝2500 |
東京2400がかみ合った馬
2017年シュヴァルグラン
| シュヴァルグラン | |
| 馬主 | 佐々木主浩 |
| 調教師 | 友道康夫 (栗東) |
| 父 | ハーツクライ |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| 2017/12/24中山 | 有馬記念 | 3 | 3着 | 芝2500 |
| 2018/04/01阪神 | 大阪杯 | 4 | 13着 | 芝2000 |
| 2018/04/29京都 | 天皇賞春 | 1 | 2着 | 芝3200 |
| 2018/11/25東京 | ジャパンカップ | 5 | 4着 | 芝2400 |
| 2018/12/23中山 | 有馬記念 | 9 | 3着 | 芝2500 |
| 2019/11/24東京 | ジャパンカップ | 8 | 9着 | 芝2400 |
| 2019/12/22中山 | 有馬記念 | 14 | 6着 | 芝2500 |
内枠とハーツの血がブースト
2016年キタサンブラック
| キタサンブラック | |
| 馬主 | 大野商事 |
| 調教師 | 清水久詞 (栗東) |
| 父 | ブラックタイド |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| 2016/12/25中山 | 有馬記念 | 2 | 2着 | 芝2500 |
| 2017/04/02阪神 | 大阪杯 | 1 | 1着 | 芝2000 |
| 2017/04/30京都 | 天皇賞春 | 1 | 1着 | 芝3200 |
| 2017/06/25阪神 | 宝塚記念 | 1 | 9着 | 芝2200 |
| 2017/10/29東京 | 天皇賞秋 | 1 | 1着 | 芝2000 |
| 2017/11/26東京 | ジャパンカップ | 1 | 3着 | 芝2400 |
| 2017/12/24中山 | 有馬記念 | 1 | 1着 | 芝2500 |
覚醒後は止まらない馬でした
2015年ショウナンパンドラ
| ショウナンパンドラ | |
| 馬主 | 国本哲秀 |
| 調教師 | 高野友和 (栗東) |
| 父 | ディープインパクト |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| 2016/05/15東京 | ヴィクトリアマイル | 2 | 3着 | 芝1600 |
まだGⅠを勝てそうでしたね
2014年エピファネイア
| エピファネイア | |
| 馬主 | キャロット |
| 調教師 | 角居勝彦 (栗東) |
| 父 | シンボリクリスエス |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| 2014/12/28中山 | 有馬記念 | 2 | 5着 | 芝2500 |
幻の3冠馬という印象
2012・2013年ジェンティルドンナ
| ジェンティルドンナ | |
| 馬主 | サンデーレーシング |
| 調教師 | 石坂正 (栗東) |
| 父 | ディープインパクト |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| 2013/06/23阪神 | 宝塚記念 | 1 | 3着 | 芝2200 |
| 2013/10/27東京 | 天皇賞秋 | 1 | 2着 | 芝2000 |
| 2013/11/24東京 | ジャパンカップ | 1 | 1着 | 芝2400 |
| 2014/06/29阪神 | 宝塚記念 | 3 | 9着 | 芝2200 |
| 2014/11/02東京 | 天皇賞秋 | 2 | 2着 | 芝2000 |
| 2014/11/30東京 | ジャパンカップ | 1 | 4着 | 芝2400 |
| 2014/12/28中山 | 有馬記念 | 4 | 1着 | 芝2500 |
最後まで華麗な貴婦人
2011年ブエナビスタ
| ブエナビスタ | |
| 馬主 | サンデーR |
| 調教師 | 松田博資 (栗東) |
| 父 | スペシャルウィーク |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| 2011/12/25中山 | 有馬記念 | 2 | 7着 | 芝2500 |
牝馬の壁を破った名馬
2010年ローズキングダム
| ローズキングダム | |
| 馬主 | サンデーレーシング |
| 調教師 | 橋口弘次 (栗東) |
| 父 | キングカメハメハ |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| 2011/05/01京都 | 天皇賞春 | 2 | 11着 | 芝3200 |
| 2011/06/26阪神 | 宝塚記念 | 5 | 4着 | 芝2200 |
| 2011/10/30東京 | 天皇賞秋 | 4 | 10着 | 芝2000 |
| 2011/11/27東京 | ジャパンカップ | 9 | 9着 | 芝2400 |
| 2011/12/25中山 | 有馬記念 | 10 | 12着 | 芝2500 |
| 2012/04/29京都 | 天皇賞春 | 6 | 15着 | 芝3200 |
| 2012/06/03東京 | 安田記念 | 9 | 13着 | 芝1600 |
| 2012/11/25東京 | ジャパンカップ | 9 | 16着 | 芝2400 |
| 2012/12/23中山 | 有馬記念 | 13 | 12着 | 芝2500 |
古馬になってからぱったりと…
2009年ウオッカ
| ウオッカ | |
| 馬主 | 谷水雄三 |
| 調教師 | 角居勝彦 (栗東) |
| 父 | タニノギムレット |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| ー | JC後引退 | ー | ー | ー |
二度と産まれぬ怪物牝馬
2008年スクリーンヒーロー
| スクリーンヒーロー | |
| 馬主 | 吉田照哉 |
| 調教師 | 鹿戸雄一 (美浦) |
| 父 | グラスワンダー |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| 2008/12/28中山 | 有馬記念 | 3 | ５着 | 芝2500 |
| 2009/05/03京都 | 天皇賞春 | 2 | 14着 | 芝3200 |
| 2009/06/28阪神 | 宝塚記念 | 6 | 5着 | 芝2200 |
| 2009/11/01東京 | 天皇賞秋 | 7 | 2着 | 芝2000 |
| 2009/11/29東京 | ジャパンカップ | 4 | 13着 | 芝2400 |
まさに突然現れたHERO
2007年アドマイヤムーン
| アドマイヤムーン | |
| 馬主 | ダーレージャパン |
| 調教師 | 松田博資 (栗東) |
| 父 | エンドスウィープ |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| ー | JC後引退 | ー | ー | ー |
結果を残しての引退は秀逸
2006年ディープインパクト
| ディープインパクト | |
| 馬主 | 金子HD |
| 調教師 | 池江泰郎 (栗東) |
| 父 | サンデーサイレンス |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| 2006/12/24中山 | 有馬記念 | 1 | 1着 | 芝2500 |
ラストまでHERO
2005年アルカセット
| アルカセット | |
| 馬主 | Ｍ.チャールトン |
| 調教師 | クマーニ (海外) |
| 父 | Kingmambo |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| ー | 日本出走なし | ー | ー | ー |
当時はレコード優勝でしたね
2004年ゼンノロブロイ
| ゼンノロブロイ | |
| 馬主 | 大迫久美子 |
| 調教師 | 藤沢和雄 (美浦) |
| 父 | サンデーサイレンス |
| GⅠ成績 | ||||
| 競馬場 | レース | 人気 | 着順 | 距離 |
| 2004/12/26中山 | 有馬記念 | 1 | 1着 | 芝2500 |
| 2005/06/26阪神 | 宝塚記念 | 2 | 3着 | 芝2200 |
| 2005/10/30東京 | 天皇賞秋 | 1 | 2着 | 芝2000 |
| 2005/11/27東京 | ジャパンカップ | 1 | 3着 | 芝2400 |
| 2005/12/25中山 | 有馬記念 | 2 | 8着 | 芝2500 |
秋古馬3冠の名馬
JapanCupが最終目標というケースも多く
年末や翌年も活躍できるパターンはまれといっても良いでしょう
まとめ
如何でしたでしょうか。
最もジャパンカップ優勝馬に近い存在は以下のデータに多く該当した馬なのかもしれません
勝ち馬要素
・当日・前走共に1人気、前走1着
・前走天皇賞秋
・4歳馬
・サンデーサイレンス系
・馬体重442～536㎏
・外国人ジョッキーが騎乗
・1枠
ジャパンカップというGⅠは東京コース適正・一瞬のキレを出せる末脚・能力を溜めて置けるスタミナが重要なレース
枠や騎手に左右される事もあるレースでもありますので、確りと過去データを予習しておきましょう
