【競馬の記録】三冠|歴代の三冠馬

競馬界でも最も栄誉と言われるクラシック三冠。

3歳時限定且つ特定のGⅠレースを全て優勝することが条件の称号で牡馬では8頭、牝馬では7頭しか達成した馬はいません。

今後も競馬をもっと楽しむ為にクラシックの条件や歴代の三冠馬などを解説していきたいとおもいます。

2023.11.01現在

達成条件・三冠達成馬のデータを記事にしています

クラシック三冠【牡馬】

レース名開催時期競馬場距離
皐月賞4月中山芝2000m
日本ダービー5月東京芝2400m
菊花賞10月京都芝3000m

三冠馬になるための条件は 3歳限定G1の”皐月賞・日本ダービー・菊花賞”すべてに出走し、全て勝利することが条件です。

3レースともコースや適性も異なる条件で実施されるため、圧倒的な能力・レースセンス・騎手との相性が必要とされます。

3歳馬に限定された栄冠の為、その世代にとってチャンスは一度きり

1冠目-皐月賞

競馬場中山
距離2000m
開催時期4月
レコード1:57.8
賞金1億1000万円

皐月賞は、イギリス2000ギニーをフィーチャーした競走で、最もスピードのある優秀な馬を生み出すためのチャンピオンレースです。

1939年横浜競馬場1850mを舞台として創設、1947年より距離を2000mに延長、1949年に中山競馬場へ舞台を移し名称を「皐月賞」に改称され今に至っています。

1990年からは1着から5着馬に日本ダービーへの優先出走権が与えられており、クラシック三冠の1冠目として

皐月賞は”最も速い馬”が勝つ

と言われています。

2冠目-日本ダービー

競馬場東京
距離2400m
開催時期5月
レコード2:22.5
賞金2億円

1932年に3歳限定の重賞「東京優駿大競走」として創設され、当初は目黒競馬場の芝2400mで行われていましたが、1934年から東京競馬場に舞台を移し現在に至ります。

レース名は幾度かの変更を経て、1964年に「東京優駿(日本ダービー)」と改称され、1984年のグレード制導入によりGⅠに格付けされています。

クラシック三冠の2冠目として

日本ダービーは”最も幸運に恵まれた馬”が勝つ

と言われています。

すべてのホースマンが憧れる到達点】です。

3冠目-菊花賞

競馬場京都
距離3000m
開催時期10月
レコード3:01.0
賞金1億1500円

菊花賞は、最もスタミナのある優秀な繁殖馬を選定するためのチャンピオンレースで、資格は3歳の牡馬と牝馬に限られ、せん馬(去勢馬)は出走できません。

また、クラシック三冠(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)の最終関門であり、クラシック三冠の3冠目として

菊花賞は“最も強い馬”が勝つ

と言われています。

歴代の三冠馬

セントライト

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史上初のクラシック三冠馬

競馬の長い歴史の中でも最も早く引退した三冠馬で、菊花賞を2馬身差で勝利するとあっさりと引退しました。

デビューから引退まで全て3着内を確保しており、斤量に限っては66㎏を背負ったこともあるタフな馬です。

日本ダービーを8馬身差で勝利したのは今でも破られていない記録で日本競馬界に光をくれた神様のような存在、引退後は種牡馬としてもGⅠ馬を輩出するなど優秀な活躍を見せており、JRA顕彰馬として殿堂入りしています。

シンザン

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戦後初の三冠馬として日本に希望をくれた馬

2年連続年度代表馬に選出されるなど大きな活躍を魅せたJRA顕彰馬。

クラシック三冠馬を獲得後、天皇賞秋・有馬記念で勝利したことで日本競馬史上初の【五冠馬】の称号を与えられています。

デビューから引退まで全て連対し連続連対数19という記録は今も中央競馬レコードであり、後に表れる”シンボリルドルフ”というエースが登場するまで競馬界全体の目標であった存在です。

引退後も種牡馬として【ミホシンザン】などのGⅠ馬を輩出し、現在もGⅢ重賞として”シンザン記念”が創設。

1996年老衰でこの世を去るまでサラブレッド最長寿記録を更新し、功績の大きさから最期まで【神馬】と称えられました。

ミスターシービー

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父の実績を引き継いだ三冠馬

父トウショウボーイは皐月賞と有馬記念を優勝した実績馬で、シービーはデビュー前から注目を集める競走馬でした。

新馬戦を快勝するも2戦目以降出遅れが続き、黒星がついたまま一冠目へ。

その皐月賞が圧巻で、16~17番手いわゆる最後方から位置を上げると、鮮やかな差し切りで一冠目を獲得。

二冠目の日本ダービーは当時フルゲート20頭以上を超える出走馬のなか絶望的なポジションから差し切り、全ての過去を覆すように2冠目を獲得しました。

距離不安とも言われた菊花賞では4角を周る頃には先頭に立つほどの手応えで優勝。

恐ろしいほど強い三冠馬誕生となりました。

天皇賞(秋)を勝利しGⅠ4勝達成後は新星ルドルフにエースを引き継ぎ引退。

功績を認められ1986年には顕彰馬に選出。史上初の父子顕彰馬になりました。

ミスターシービー Mr.C.B 栗毛
獲得賞金3億9,080万円 (中央)
通算成績15戦8勝 [8-3-1-3]
血統
トウショウボーイテスコボーイ
ソシアルバターフライ
シービークイントピオ
メイドウ
競争成績
日付競馬場レース人気着順騎手距離
1985.04.29京都天皇賞春25着吉永正人芝3200
1985.03.31阪神産経大阪杯12着吉永正人芝2000
1984.12.23中山有馬記念23着吉永正人芝2500
1984.11.25東京ジャパンカップ110着吉永正人芝2400
1984.10.28東京天皇賞秋11着吉永正人芝2000
1984.10.07東京毎日王冠22着吉永正人芝1800
1983.11.13京都菊花賞11着吉永正人芝3000
1983.10.23京都京都新聞杯14着吉永正人芝2200
1983.05.29東京東京優駿11着吉永正人芝2400
1983.04.17中山皐月賞11着吉永正人芝2000
1983.03.06中山弥生賞11着吉永正人芝2000
1983.02.13東京共同通信杯11着吉永正人芝1800
1982.12.25中山ひいらぎ賞12着吉永正人芝1800
1982.12.04中山黒松賞11着吉永正人芝1600
1982.11.06東京3歳新馬11着吉永正人芝1600

シンボリルドルフ

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史上初、無敗の三冠馬

通常生まれて40~50分で立ち上がるのに対しルドルフは20分で立ち上がったという漫画の主人公のような伝説エピソードが今も語り継がれる【皇帝】

デビューから5連勝で皐月賞に出走すると、当時のレースレコードで優勝

この時、岡部騎手は表彰式で1本指を掲げました。

続く日本ダービーでは1.3倍の圧倒的人気に応え危なげなく優勝。

岡部騎手が2本指を立てると全てを悟ったかのように観客席から歓声が湧き上がりました。

秋前哨戦セントライト記念をレコードタイムで優勝すると、菊花賞でも期待に応え史上初の無敗でのクラシック三冠を達成しました。

表彰式で「三冠達成」を示す3本指を掲げたシーンは今もなお全ての競馬ファンの心に刻まれた名シーンです。

有馬記念、天皇賞(春)、ジャパンカップを勝利し“七冠馬” の称号を手にすると、引退後は種牡馬として活躍。

ダービーを制した天才、トウカイテイオーを輩出しています。

シンボリルドルフ Symboli Rudolf 鹿毛
獲得賞金6億8,482万円 (中央)
通算成績16戦13勝 [13-1-1-1]
血統
パーソロンMilesian
Paleo
スイートルナスピードシンボリ
ダンスタイム
競争成績
日付競馬場レース人気着順騎手距離
1986.03.29USAサンルイレイH36着岡部幸雄芝2400
1985.12.22中山有馬記念11着岡部幸雄芝2500
1985.11.24東京ジャパンカップ11着岡部幸雄芝2400
1985.10.27東京天皇賞秋12着岡部幸雄芝2000
1985.06.02阪神宝塚記念取消取消岡部幸雄芝2200
1985.04.29京都天皇賞春11着岡部幸雄芝3200
1985.03.31中山日経賞11着岡部幸雄芝2500
1984.12.23中山有馬記念11着岡部幸雄芝2500
1984.11.25東京ジャパンカップ43着岡部幸雄芝2400
1984.11.11京都菊花賞11着岡部幸雄芝3000
1984.09.30中山セントライト記念11着岡部幸雄芝2200
1984.05.27東京東京優駿11着岡部幸雄芝2400
1984.04.15中山皐月賞11着岡部幸雄芝2000
1984.03.04中山弥生賞11着岡部幸雄芝2000
1983.11.27東京OP11着岡部幸雄芝1600
1983.10.29東京いちょう特別11着岡部幸雄芝1600
1983.07.23新潟3歳新馬11着岡部幸雄芝1000

ナリタブライアン

ナリタブライアンの歴史を見る

史上5頭目の三冠馬

シャドーロールの怪物” と呼ばれ、今も根強いファンが多い記憶に残る馬です。

新馬戦での惜敗やレース中での臆病さ(自分の影を怖がって走りに集中できない)などメンタル面での改善として3歳時からシャドーロールを着用すると、迎えた皐月賞では1.6倍の人気に応え鮮やかに3馬身差で勝利。

コースレコードを0.5秒上回る一冠でした。

続く日本ダービーでも1.2倍の期待を裏切る事なく5馬身差でクラシック2冠を獲得。

三冠が期待された菊花賞ではタフな稍重の状況にも関わらず平然と7馬身差を離して三冠達成。

皐月賞3馬身、ダービー5馬身、菊花賞7馬身と一戦ごとにライバルたちを離していく様子は

彼のキャッチコピーである【群れに答えなどない】の威厳を現しています。

ナリタブライアン Narita Brian 黒栗毛
獲得賞金9億4,742万円 (中央)
通算成績21戦12勝 [12-3-1-5]
血統
ブライアンズタイムRoberto
Kelley’s Day
パシフィカスNorthern Dancer
Pacific Princess
競争成績
日付競馬場レース人気着順騎手距離
1996.05.19中京高松宮記念24着武豊芝1200
1996.04.21京都天皇賞春12着南井克巳芝3200
1996.03.09阪神阪神大賞典21着武豊芝3000
1995.12.24中山有馬記念24着武豊芝2500
1995.11.26東京ジャパンカップ16着武豊芝2400
1995.10.29東京天皇賞秋112着的場均芝2000
1995.03.12阪神阪神大賞典11着南井克巳芝3000
1994.12.25中山有馬記念11着南井克巳芝2500
1994.11.06京都菊花賞11着南井克巳芝3000
1994.10.16京都京都新聞杯11着南井克巳芝2200
1994.05.29東京東京優駿11着南井克巳芝2400
1994.04.17中山皐月賞11着南井克巳芝2000
1994.03.27中山スプリングS13着南井克巳芝1800
1994.02.14東京共同通信杯12着南井克巳芝1800
1993.12.12中山朝日杯11着南井克巳芝1600
1993.11.21京都京都3歳S11着南井克巳芝1800
1993.11.06京都デイリー杯21着南井克巳芝1400
1993.10.24福島きんもくせい特別11着清水英次芝1700
1993.09.26函館函館3歳S21着南井克巳芝1200
1993.08.29函館3歳新馬11着南井克巳芝1200
1993.08.15函館3歳新馬21着南井克巳芝1200

ディープインパクト

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史上2頭目、無敗の三冠馬

サンデーサイレンスの最高傑作と呼ばれる至高の名馬で、新馬戦は単勝オッズ1.1倍に支持されると、終始馬なりのまま4馬身差で勝利。

次走の若駒S(OP)で魅せたパフォーマンスを目にした競馬ファン競馬関係者は「三冠確実」と誰もが思ったことでしょう。

皐月賞という一冠目を通過点の如く駆け抜けると主戦の武豊騎手は「走っているというより飛んでいる感じ」と表現は、ディープの走りを象徴しています。

二冠目の日本ダービーでは単勝オッズ1.1倍の支持を持って優勝、速さだけでなく運も持ち合わせた天馬である事を証明しました。

迎えた三冠目では伝説の単勝オッズ1.0倍。

本当に強い馬が勝つ菊花賞を1着で駆け抜けた姿は日本近代競馬の結晶である歴史的瞬間となりました。

GⅠを7勝した名馬は種牡馬としても三冠馬コントレイルなど数々の名馬を輩出し、10年連続でリーディングサイアーになると、史上28頭目の顕彰馬に選出され2019年にこの世を去りました。

ディープインパクト DeepImpact 鹿毛
獲得賞金14億5,455万円 (中央)
通算成績14戦12勝 [12-1-0-1]
血統
サンデーサイレンスHalo
Wishing Well
ウインドインハーヘアAlzao
Burghclere
競争成績
日付競馬場レース人気着順騎手距離
2006.12.24中山有馬記念11着武豊芝2500
2006.11.26東京ジャパンカップ11着武豊芝2400
2006.10.01フランス凱旋門賞1失格武豊芝2400
2006.06.25阪神宝塚記念11着武豊芝2200
2006.04.30京都天皇賞春11着武豊芝3200
2006.03.19阪神阪神大賞典11着武豊芝3000
2005.12.25中山有馬記念12着武豊芝2500
2005.10.23京都菊花賞11着武豊芝3000
2005.09.25阪神神戸新聞杯11着武豊芝2400
2005.05.29東京東京優駿11着武豊芝2400
2005.04.17中山皐月賞11着武豊芝2000
2005.03.06中山弥生賞11着武豊芝2000
2005.01.22京都若駒S11着武豊芝2000
2004.12.19阪神2歳新馬11着武豊芝2000

オルフェーヴル

オルフェーヴルの歴史を見る

2011年東日本大震災の年に達成した三冠馬

新馬戦から池添騎手を振り落とす様子は既にその気性の荒さを物語っていました。

折り合いに不安を残したまま皐月賞を迎えることとなり、単勝オッズ10.8倍の4番人気でしたが終わってみれば3馬身差の完勝。

一冠目を手にしたその姿はまさに怪物でした。

不良馬場で行われた日本ダービーでは単勝オッズ3.0倍の1番人気。

後のライバルとなるウインバリアシオンを抑えて優勝したあの雨のレースは今でも印象的です。

三冠ラスト菊花賞では1.4倍の圧倒的人気を背負い三冠を達成。この時の2着もウインバリアシオンでした。

この怪物三冠馬は達成を祝うかのように菊花賞後も池添騎手を振り落とし歴史に名を刻みました。

凱旋門賞2着のレースは本当に皆が勝ったと思わせるパフォーマンスでしたし、その後もあの衝撃を超える馬は現れていません。

引退後は種牡馬としてラッキーライラックなどのGⅠ馬を輩出。

2015年には史上31頭目の顕彰馬に選出され、今も種牡馬として大活躍しています。

オルフェーヴル Orfevre 栗毛
獲得賞金13億4,408万円 (中央)
通算成績21戦12勝 [12-6-1-2]
血統
ステイゴールドサンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアートメジロマックイーン
エレクトロアート
競争成績
日付競馬場レース人気着順騎手距離
2013.12.22東京有馬記念11着池添謙一芝2500
2013.10.06フランス凱旋門賞12着C.スミヨン芝2400
2013.09.15フランスフォワ賞11着C.スミヨン芝2400
2013.03.31阪神産経大阪杯11着池添謙一芝2000
2012.11.25東京ジャパンカップ12着池添謙一芝2400
2012.10.07フランス凱旋門賞22着C.スミヨン芝2400
2012.09.16フランスフォワ賞11着C.スミヨン芝2400
2012.06.24阪神宝塚記念11着池添謙一芝2200
2012.04.29京都天皇賞春111着池添謙一芝3200
2012.03.18阪神阪神大賞典12着池添謙一芝3000
2011.12.25中山有馬記念11着池添謙一芝2500
2011.10.23京都菊花賞21着池添謙一芝3000
2011.09.25阪神神戸新聞杯21着池添謙一芝2400
2011.05.29東京東京優駿21着池添謙一芝2400
2011.04.24東京皐月賞41着池添謙一芝2000
2011.03.26阪神スプリングS11着池添謙一芝1800
2011.02.06京都きさらぎ賞23着池添謙一芝1800
2011.01.09京都シンザン記念32着池添謙一芝1600
2010.11.13東京京王杯2歳110着池添謙一芝1400
2010.10.03中山芙蓉S12着池添謙一芝1600
2010.08.14新潟2歳新馬21着池添謙一芝1600

コントレイル

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父と共に無敗の三冠を達成した馬

新馬戦から単勝1.7倍という重圧を背負い優勝。続いた東スポ杯2歳Sでは、2歳レコードを更新するほどの圧勝。

年末のG1ホープフルSを難なく勝利するとそのまま皐月賞に直行し、クビ差で1冠。

76年ぶりの無観客開催となった日本ダービーでは静寂のなか無敗の二冠を達成しました。

単勝オッズ1.1倍となった菊花賞ではルメール騎手との壮絶な叩き合いをクビ差凌いで優勝。無敗の三冠馬の称号を手にしています。

この2020年はデアリングタクトが「牝馬三冠」を達成。

牡牝が同年に三冠を達成したのは史上初の出来事であり、同年のジャパンCでは殿堂馬アーモンドアイと共に歴史に名を残す直接対決が実現しました。

引退レースのジャパンCで復活したその姿は福永騎手の涙とともにこれからも語り継がれるでしょう。

コントレイル Contrail 青鹿毛
獲得賞金11億9,529万円 (中央)
通算成績11戦8勝 [8-2-1-0]
血統
ディープインパクトサンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
ロードクロサイトUnbridled’s Song
Folklore
競争成績
日付競馬場レース人気着順騎手距離
2021.11.28東京ジャパンカップ11着福永祐一芝2400
2021.10.31東京天皇賞秋22着福永祐一芝2000
2021.04.04阪神大阪杯33着福永祐一芝2000
2020.11.29東京ジャパンカップ22着福永祐一芝2400
2020.10.25京都菊花賞11着福永祐一芝3000
2020.09.27中京神戸新聞杯11着福永祐一芝2400
2020.05.31東京東京優駿11着福永祐一芝2400
2020.04.19中山皐月賞11着福永祐一芝2000
2019.12.28中山ホープフルS11着福永祐一芝2000
2019.11.16東京東京スポーツ杯2歳11着福永祐一芝1800
2019.09.15阪神2歳新馬11着福永祐一芝1800

クラシック三冠【牝馬】

レース名開催時期競馬場距離
桜花賞4月阪神芝1600m
オークス5月東京芝2400m
秋華賞10月京都芝2000m

三冠牝馬になるための条件は 3歳牝馬限定G1の”桜花賞・オークス・秋華賞”すべてに出走し、全て勝利することが条件です。

3レースともコースや適性も異なる条件で実施されるため、圧倒的な能力・レースセンス・騎手との相性が必要とされ、牝馬は特に仕上がりや状態も重要なファクター。

3歳馬に限定された栄冠の為、その世代にとってチャンスは一度きり

1冠目-桜花賞

競馬場阪神
距離1600m
開催時期4月
レコード1:31.1
賞金1億3000万円

優秀な繁殖牝馬を発掘するためのレースとして、1939年に3歳牝馬限定、中山競馬場・芝1800mを舞台に創設されたのが始まりといわれています。

1947年には舞台を京都に移すと、距離を芝1600mに変更、レース名を「桜花賞」に改称し、1950年に現状である阪神競馬場へ移動。

満開の桜をバックにクラシックの主役たちがターフを駆け抜けます。

数々の名レースが繰り広げられてきた桜花賞は牝馬三冠レースの1冠目であり、5着までの馬にオークスの優先出走権が与えられます。

2冠目-オークス

競馬場東京
距離2400m
開催時期5月
レコード2:22.8
賞金1億4000万円

牝馬クラシックレースの第二弾として行われるオークスは、1938年に3歳牝馬限定の重賞競走として創設され、当初は阪神競馬場・芝2700mで行われていました。

1943年に2400mへ短縮されると1946年には舞台を東京競馬場に移設、名称を「優駿牝馬」に改称し1965年から”オークス”の副称が付くようになっています。

牝馬クラシックの中で、2400mの「オークス」は桜花賞のスピード勝負に加えタフなレースを勝ち抜くスタミナも兼ね備えている必要があります。

競走名の”オークス”は樫を意味する英語で、このレースを制した馬は【樫の女王】と呼ばれる事も多々あります。

3冠目-秋華賞

競馬場京都
距離2000m
開催時期10月
レコード1:56.9
賞金1億1000万円

1996年に新設された3歳牝馬限定のGⅠ競走で、京都競馬場・芝2000mで開催されます。

以前は桜花賞・オークスに続く牝馬三冠レースとしてエリザベス女王杯が設けられていましたが、1996年にエリザベス女王杯が古馬に開放された為新たな3歳牝馬限定のGⅠ競走として秋華賞が設立されました。

クラシックの最終レースでありますが、ここから11月のエリザベス女王杯へ向かう馬も多く、秋華賞を前哨戦として調整してくる馬もおりかなり混沌とする事も多いです。

歴代の三冠牝馬

メジロラモーヌ

メジロラモーヌの歴史を見る

史上初の牝馬三冠を達成した馬

産まれてから両後脚に難があり、性格も大人しかったことから期待されるような馬ではありませんでした。

同期の中でも受け入れ先が決まらないなかメジロ牧場が引き取り育成を進めると、3歳を迎える頃から一変しバランスの良い馬体になったと言われています。

心肺機能の強さからデビューはダートでしたが、その圧倒的なパフォーマンスから芝へと路線を変更。

体のひ弱さやイレ込みを魅せつつも年末・年明けに重賞を勝利すると、1人気で迎えた桜花賞からエリザベス女王杯を勝利するまで一気に駆け抜け史上初の三冠牝馬となっています。

引退後は繁殖牝馬として期待されるような産駒は残せなかったですが、後の子孫から【グローリーヴェイズ】をはじめとするGⅠ馬が生まれ母としての夢を叶える事が出来ています。

スティルインラブ

スティルインラブの歴史を見る

史上2頭目の三冠牝馬

秋華賞が3冠レースとして定められてから初の三冠達成牝馬で、同期にはヘブンリーロマンス・アドマイヤグルーヴ・シーイズトウショウなどの名馬が並ぶ輝かしい世代。

桜花賞・優駿牝馬・秋華賞で一度も1人気にならなかった珍しい競争馬で、ステップレースでは負けるが本番で必ず巻き返す馬でした。

2003年のJRA最優秀3歳牝馬を受賞するも明け4歳となってからは一度も勝利をする事なく引退。

繁殖牝馬としては初年度キングカメハメハとの初子を出産するも同年に腸閉塞を発症しこの世を去りました。

スティルインラブ Still in Love 栗毛
獲得賞金4億3,777万円 (中央)
通算成績16戦5勝 [5-2-1-8]
血統
サンデーサイレンスHalo
Wishing Well
ブラダマンテRoberto
Sulemeif
競争成績
日付競馬場レース人気着順騎手距離
2005.10.16東京府中牝馬517着幸英明芝1800
2005.06.26阪神宝塚記念149着幸英明芝2200
2005.05.28中京金鯱賞46着幸英明芝2000
2004.11.14京都エリザベス女王杯39着幸英明芝2200
2004.10.17東京府中牝馬13着幸英明芝1800
2004.07.18小倉北九州記念412着幸英明芝1800
2004.06.27阪神宝塚記念108着幸英明芝2200
2004.05.29中京金鯱賞58着幸英明芝2000
2003.11.16京都エリザベス女王杯12着幸英明芝2200
2003.10.19京都秋華賞21着幸英明芝2000
2003.09.21阪神ローズS15着幸英明芝1800
2003.05.25東京優駿牝馬21着幸英明芝2400
2003.04.13阪神桜花賞21着幸英明芝1600
2003.03.08阪神チューリップ賞12着幸英明芝1600
2003.01.19京都紅梅S21着幸英明芝1400
2002.11.30阪神2歳新馬11着幸英明芝1400

アパパネ

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GⅠ5勝を挙げた史上3頭目の三冠牝馬

デビュー当時は関係者に「非力」と印象づけられ3着という結果ではありましたが、フィジカル面が改善された未勝利戦では2馬身差で圧勝すると、次走の赤松賞では大外枠スタートという不利にも関わらず2歳レコードを上回り優勝。

この時のレースでは、主戦の蛯名騎手が4角の反応が良すぎて制御する事が出来ず外に膨らむという様子や、直線余裕があり過ぎて手綱を引く様子も名馬としてのエピソードとなっています。

そのまま2歳GⅠ阪神JFを勝利しキングカメハメハ産駒にとって初となるGⅠタイトルを手にしJRA最優秀2歳牝馬を受賞。

明け3歳三冠を手にするまでに走ったステップレースは2走共敗れるが本番では別馬のように能力を発揮、アパパネの特徴である筋肉質の身体が調教だけで仕上げる事が出来ず、前哨戦を仕上げとしていたのは有名な話。

三冠レースとして最も印象的なのはサンテミリオンとのオークス同着、GⅠレースとしてJRA史上初の出来事となっています。

三冠牝馬となった後は古馬相手に苦戦していましたが、明け4歳のヴィクトリアマイルで名馬ブエナビスタを封じ見事復活、通算GⅠ勝利数を5勝としています。

繫殖牝馬としてもGⅠ馬アカイトリノムスメを輩出し、母娘秋華賞制覇の偉業を果たしました。

アパパネ Apapane 鹿毛
獲得賞金5億5,859万円 (中央)
通算成績19戦7勝 [7-1-3-8]
血統
キングカメハメハKingmambo
マンファス
ソルティビッドSalt Lake
Piper Piper
競争成績
日付競馬場レース人気着順騎手距離
2012.06.03東京安田記念416着蛯名正義芝1600
2012.05.13東京ヴィクトリアマイル15着蛯名正義芝1600
2012.04.07阪神阪神牝馬37着岩田康誠芝1400
2011.12.11香港香港マイル13着蛯名正義芝1600
2011.11.13京都エリザベス女王杯43着蛯名正義芝2200
2011.10.16東京府中牝馬114着蛯名正義芝1800
2011.06.05東京安田記念16着蛯名正義芝1600
2011.05.15東京ヴィクトリアマイル21着蛯名正義芝1600
2011.04.17阪神マイラーズC44着蛯名正義芝1600
2010.11.14京都エリザベス女王杯13着蛯名正義芝2200
2010.10.17京都秋華賞11着蛯名正義芝2000
2010.09.19阪神ローズS14着蛯名正義芝1800
2010.05.23東京優駿牝馬11着蛯名正義芝2400
2010.04.11阪神桜花賞11着蛯名正義芝1600
2010.03.06阪神チューリップ賞22着蛯名正義芝1600
2009.12.13阪神阪神JF11着蛯名正義芝1600
2009.11.15東京赤松賞11着蛯名正義芝1600
2009.10.31東京2歳未勝利11着蛯名正義芝1600
2009.07.05福島2歳新馬33着蛯名正義芝1800

ジェンティルドンナ

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史上4頭目の三冠牝馬でGⅠ7勝のJRA顕彰馬

3歳初戦にシンザン記念で牡馬との対決を選択すると気性難の面をみせながらも見事勝利。

次走桜花賞のステップレースであるチューリップ賞では直前の熱発の影響もあり4着となってしまいましたが、当時の調教助手さんは頓挫明けの状態でラスト差を詰めた走りに桜花賞への自信が確信に変わったと話したそうです。

1冠目桜花賞を最速の上りで制覇すると、クラシック2戦目のオークスでは主戦騎乗停止による乗り替わりのなか行われヴィルシーナ・アイムユアーズら強豪を抑え2冠目も制覇。

この時のタイムは従来のレースレコードを1.7秒更新するもので、2着ヴィルシーナの鞍上は【あきれるほど強い】と称賛しています。

ようやく1人気に支持された秋華賞では、返し馬で落馬するなどメンタル面でのネガティブ要素が含まれる中2着ヴィルシーナとの叩き合いを制し三冠達成。

この時のハナ差は「7センチ」

三冠馬になった後はジャパンカップに出走、名馬オルフェーヴルを下して優勝すると翌年もジャパンカップを連覇。

5歳時にはドバイシーマクラシックをレコードで勝利、年末のグランプリレース有馬記念を優勝するとそのまま華々しく引退しました。

繁殖牝馬としては3番目の仔ジェラルディーナがエリザベス女王杯を優勝しこれからの仔にも期待がかかります。

ジェンティルドンナはファンレターの多くが女性からであったという競馬の可能性を伸ばしてくれた名馬でもあります。

ジェンティルドンナ Gentildonna 鹿毛
獲得賞金13億2,621万円 (中央)
通算成績19戦10勝 [10-4-1-4]
血統
ディープインパクトサンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
ドナブリーニBertolini
Cal Norma’s Lady
競争成績
日付競馬場レース人気着順騎手距離
2014.12.28中山有馬記念41着戸崎圭太芝2400
2014.11.30東京ジャパンカップ14着ムーア芝2400
2014.11.02東京天皇賞秋22着戸崎圭太芝2400
2014.06.29阪神宝塚記念39着川田将雅芝2400
2014.03.29UAEドバイシーマ21着ムーア芝2400
2014.02.16京都京都記念16着福永祐一芝2400
2013.11.24東京ジャパンカップ11着ムーア芝2400
2013.10.27東京天皇賞秋12着岩田康誠芝2400
2013.06.23阪神宝塚記念13着岩田康誠芝2400
2013.03.30UAEドバイシーマ12着岩田康誠芝2000
2012.11.25東京ジャパンカップ31着岩田康誠芝2000
2012.10.14京都秋華賞11着岩田康誠芝2400
2012.09.16阪神ローズS11着岩田康誠芝3000
2012.05.20東京優駿牝馬31着川田将雅芝2400
2012.04.08阪神桜花賞21着岩田康誠芝2400
2012.03.03阪神チューリップ賞24着岩田康誠芝2000
2012.01.08京都シンザン記念21着C.ルメール芝2000
2011.12.10阪神2歳未勝利11着I.メンディザバル芝1800
2011.11.19京都2歳新馬12着M.デムーロ芝1800

アーモンドアイ

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GⅠ9勝の三冠牝馬

現在も賞金ランキング1位、年度代表馬を2回受賞し史上35頭目のJRA顕彰馬。

産まれた時はとにかく「牝馬とは思えない力強さがあった」という印象だったそう。

運動量も豊富で怪我もせず、精神面においても大人びていたアーモンドアイはシルクRのカタログで【前躯・胴・後躯と測ったような絶妙なバランスで骨格が配置されており、驚異的な発育をみせる臀部の張りは特筆しています。柔軟性抜群の身のこなしや済んだ瞳を持つ顔立ちはとても素晴らしいです】とこの時点で大きな評価をされていました。

新馬戦では軽斤量51㎏のニシノウララを捉える事が出来ず2着に敗れましたが未勝利戦1.2倍の1人気できっちり勝ち切ると、年明けのシンザン記念では後方から進み直線では大外急襲で全馬抜き去って見せました。

2連勝で重賞勝利し桜花賞へ直行。

当時は阪神JFを勝利していたオルフェーヴル産駒のラッキーライラックがライバルとして人気をわけていて、アーモンドアイは当日2人気

レースではライバルが先行策で抜群の手応え、この年以外であれば間違いなく押し切るパフォーマンスであったと思いますが、全馬が直線を向くとその差は8馬身、追い出しがかかると並ぶ間もなく一瞬で抜き去っていきました。

今思えばあの時のアーモンドアイの顔は涼しく、1頭だけレースをしているようには思えないくらい無邪気に駆け抜けていった姿が目に焼き付いています。

レース後主戦のルメール騎手は【僕は何もしていない、トリプルクラウンを考える事ができます】とコメント。

単勝オッズ1.7倍の1人気に支持されたオークスではスタートが改善、ラッキーライラックの直後で競馬を進め直線では早め400mで追い出しを開始すると残り200mでは逃げ馬を捕まえ突き放す秀逸さ。

余裕のパフォーマンスでジェンティルドンナに次ぐ史上2番目のタイムで2冠馬となっています。

ラストの秋華賞ではスタート半馬身遅れをとるかたちになってしまい、ポジション取りの難しさから最終コーナーでも後方・直線では大外に持ち出していました。

語り継がれる名馬はここが他馬とは違う所で、10馬身差を400mの距離で抜き去った異次元の末脚は牝馬三冠に相応しい贈り物。

この後ジャパンカップで”2分20秒6”の世界レコードを樹立、年明けのドバイターフを馬なりで勝利すると凱旋門には登録せず国内レースへ専念、Vマイル・天皇賞秋2勝・ラストレースのジャパンカップでは無敗の3冠馬2頭に勝利して華々しく引退しました。

引退式のスピーチでルメール騎手は【~アーモンドアイは馬だけでなく、人とのストーリーです】と彼女を讃えました。

現在は繁殖牝馬としてエピファネイア・モーリスとの仔が誕生、2023年にはキタサンブラックとの受胎が確認されています。

アーモンドアイ Almond Eye 鹿毛
獲得賞金15億1,956万円 (中央)
通算成績15戦11勝 [11-2-1-1]
血統
ロードカナロアキングカメハメハ
レディブラッサム
フサイチパンドラサンデーサイレンス
ロッタレース
競争成績
日付競馬場レース人気着順騎手距離
2020.11.29東京ジャパンカップ11着C.ルメール芝2400
2020.11.01東京天皇賞秋11着C.ルメール芝2000
2020.06.07東京安田記念12着C.ルメール芝1600
2020.05.17東京ヴィクトリアマイル11着C.ルメール芝1600
2019.12.22中山有馬記念19着C.ルメール芝2500
2019.10.27東京天皇賞秋11着C.ルメール芝2000
2019.06.02東京安田記念13着C.ルメール芝1600
2019.03.30メイダンドバイターフ11着C.ルメール芝1800
2018.11.25東京ジャパンカップ11着C.ルメール芝2400
2018.10.14京都秋華賞11着C.ルメール芝2000
2018.05.20東京優駿牝馬11着C.ルメール芝2400
2018.04.08阪神桜花賞21着C.ルメール芝1600
2018.01.08京都シンザン記念11着戸崎圭太芝1600
2017.10.08東京2歳未勝利11着C.ルメール芝1600
2017.08.06新潟2歳新馬12着C.ルメール芝1400

デアリングタクト

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無敗の三冠牝馬

北海道日高町にある夫婦二人が営む長谷川牧場で誕生。

セレクトセールで買い手がつかず牧場自ら預かることに。

預託当初は368kgしかなかった馬体も3ヶ月後には428kgに成長、1歳のセレクトセールでノルマンディーファームが落札しています。

杉山調教師は2歳時から彼女を【優等生タイプ】と表現すると、新馬戦では賢く逞しい競馬で白星を上げています。

長谷川牧場にとってこの勝利は2016年以来3年ぶりとなっています。

派手な印象のない三冠馬ではありますが、3歳初戦エルフィンSでは、名馬ウォッカを上回るタイムで完勝。

この時の時計は当時の【シンザン記念】【京都金杯】よりも早く、一気にデアリングタクトの注目度が上がったレースでもあります。

重馬場で開催された桜花賞では道悪適正が疑われ当日は2人気。

誰もが確信を持てなかった【雨の中の消耗戦】直線を向いた時に先頭とは8馬身差あったがただ1頭デアリングタクトの末脚は鈍らず、1人気含めまとめて差し切って見せました。

このパフォーマンスで能力を示した当馬はオークスでは圧倒的1人気で二冠。

直行で迎えた秋華賞は奇しくも重馬場発表、当日はテンションが高くスタートでは立ち上がる仕草で出遅れ、主戦の松山騎手が最も気を遣ったと話す通りレースは終始ポジション取りに集中し最終コーナーへ向けても進路を失わないような競馬でした。

それでも無事先頭で駆け抜けたデアリングタクトは史上初の無敗の三冠牝馬の称号を獲得。

同年アーモンドアイ・コントレイルとともにジャパンカップに出走すると3着と無念な結果に終わりましたが、後世に語り継がれるであろう歴史的なレースで主役の1頭であった事に間違いはありません。

古馬になってからは勝ち星をあげることは叶わず、4歳時には屈腱炎を発症。

5歳にヴィクトリアマイルで復帰するも当時のキレは感じられず6歳で引退。

競争馬の難病と言われる屈腱炎では現在の医療でも根治することは難しいのでしょう。

引退後ノルマンディーの公式サイトでは【彼女のおかげで厩舎の今があると思っていますし、私自身にとってもかけがえのない特別な存在です。この後も大事な仕事が控えていますが、まずはお疲れ様。本当にありがとうとデアリングに伝えたい】とコメントしています。

デアリングタクト Daring Tact 青鹿毛
獲得賞金6億1,091万円 (中央)
通算成績13戦5勝 [5-1-3-4]
血統
エピファネイアシンボリクリスエス
シーザリオ
デアリングバードキングカメハメハ
デアリングハート
競争成績
日付競馬場レース人気着順騎手距離
2022.11.27東京ジャパンカップ54着T.マーカンド芝2400
2022.11.13阪神エリザベス女王杯16着松山弘平芝2200
2022.09.25中山オールカマー16着松山弘平芝2200
2022.06.26阪神宝塚記念43着松山弘平芝2200
2022.05.15東京ヴィクトリアマイル56着松山弘平芝1600
2021.04.25シャティンQE2世C33着松山弘平芝2000
2021.03.14中京金鯱賞22着松山弘平芝2000
2020.11.29東京ジャパンカップ33着松山弘平芝2400
2020.10.18京都秋華賞11着松山弘平芝2000
2020.05.24東京優駿牝馬11着松山弘平芝2400
2020.04.12阪神桜花賞11着松山弘平芝1600
2020.02.08京都エルフィンS11着松山弘平芝1600
2019.11.16京都2歳新馬11着松山弘平芝1600

リバティアイランド

リバティアイランドの歴史を見る

史上7頭目の三冠牝馬

新馬戦では脅威の上り31.4。

その能力の高さから続くアルテミスSでも圧倒的人気であったが、僅かな幼さがあり完璧な競馬をしたラヴェルに惜敗。

そのまま阪神JFへ直行すると改善点などないくらいな競馬と末脚で圧勝主戦の川田騎手は【負けることないないなと思った】と話しています。

3歳になると桜花賞へ直行、スタートでごちゃつき中断後方、4角で16番手付近だったものの追い出されると一気に加速32.9の末脚で全馬まとめて抜き去った。

オークスでは1.4倍の1人気。

好スタートを決めると道中は先行し5~6番手での競馬、直線に向くと半ばまで馬なり、追い出しがかかると瞬時に加速し2着に6馬身1.0秒差を離してゴール。

オークス史上最大着差を記録しました。

秋華賞へは予定通り直行、単勝オッズ1.1倍の圧倒的1人気に指名されるとレースでは3コーナーから早め動き出し4コーナーでは先頭へ、きっちり追い出し2着以下を完封しての史上7頭目の三冠達成。

これからも大きな期待がかかる1頭です。

リバティアイランド Liberty Island 鹿毛
獲得賞金5億4,333万円 (中央)
通算成績6戦5勝 [5-1-0-0]
血統
ドゥラメンテキングカメハメハ
アドマイヤグルーヴ
ヤンキーローズAll American
Condesaar
競争成績
日付競馬場レース人気着順騎手距離
2023.10.15京都秋華賞11着川田将雅芝2000
2023.05.21東京優駿牝馬11着川田将雅芝2400
2023.04.09阪神桜花賞11着川田将雅芝1600
2022.12.11阪神阪神JF11着川田将雅芝1600
2022.10.29東京アルテミスS12着川田将雅芝1600
2022.07.30新潟2歳新馬11着川田将雅芝1600

彼女は未だ現役】これからどれだけの歴史を刻むのでしょうか

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まとめ

記事では三冠馬の条件や歴代馬を解説しました。

自分の好きな馬を応援するのも楽しいですが、三冠を達成する歴史的瞬間を経験できる喜びもまた競馬ファンとしては嬉しく、競馬界も盛り上がってくれますね。

クラシックは毎年やってきますからこの瞬間に立ち会える可能性が毎年あると思うと、それだけで競馬に興味が出てきますし、その馬も好きになる事でしょう。

Sukeumaの好きな三冠レースは

1994年7馬身差で勝利したナリタブライアンの菊花賞

群れに答えなどない】です。