【エリザベス女王杯2023予想】ブレイディヴェーグは勝てない? データをクリアした馬は2頭
年間での牝馬戦における集大成。
今年は三冠牝馬リバティアイランドが不在の為絶対的な存在はいませんが、それでも面白そうな3歳馬が参戦しています。
来年の対リバティに向けて盛り上がってほしいですね。
データをクリアしている馬をまとめていますので是非ごらんになってください。
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GⅠエリザベス女王杯
コース | 芝2,200m |
---|---|
格付け | GⅠ |
条件 | 3歳上 定量戦 |
1970年に3歳牝馬三冠競走の最終戦として創設された「ビクトリアカップ」が前身で、1975年にエリザベス女王が来日されたのを記念して、翌1976年に「エリザベス女王杯」として開催されました。
当初は京都競馬場の芝2400m、3歳牝馬限定の定量戦でしたが、1996年に3歳牝馬限定から3歳以上の牝馬限定に変更され、同時に距離も2200mへと短縮されています。
これにより3歳の実績馬と古馬の有力馬0集まり、1年の最強牝馬を競い合う一戦として華かなレースに設定、盛り上がりを見せています。
この競走は「ジャパン・オータムインターナショナル」というレースに指定されており、英国王室と縁の深いレースであるという背景から海外からの招待馬も参戦し、過去にはイギリスの馬の勝利もあるレースとなっています。
京都2200m【芝右回り】の特徴
スタンド前からのスタートするこのコースは1コーナーまでの距離が長いので、内枠の差がさほど現れないのが実情。
バックストレッチ半ばまではほぼ平坦が続き、そこから3コーナーに向けて長い上り坂に入ることになります。
坂を上りきると4コーナーにかけて急な下り坂が待ち構えていて、スピードが加速したまま最後の4コーナーを回ります。
ゴール前の直線は398mと長くはない為、直線に向けて確りと加速してトップスピードに乗る必要があり、まずは長く脚を使えるスキルが重要です。
過去データ【過去5年】
着順 | 馬齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 父 | |
---|---|---|---|---|---|---|
22 | 1 | 牝4 | ジェラルディーナ | 4 | オールカマー(GⅡ)1着 | モーリス |
2 | 牝5 | ウインマリリン | 5 | 札幌記念(GⅡ)3着 | スクリーンヒーロー | |
3 | 牝3 | ライラック | 12 | 秋華賞(GⅠ)10着 | オルフェーヴル | |
21 | 1 | 牝4 | アカイイト | 10 | 府中牝馬(GⅡ)7着 | キズナ |
2 | 牝3 | ステラリア | 7 | 秋華賞(GⅠ)6着 | キズナ | |
3 | 牝4 | クラヴェル | 9 | 新潟記念(GⅢ)3着 | エピファネイア | |
20 | 1 | 牝5 | ラッキーライラック | 1 | 札幌記念(GⅡ)3着 | オルフェーヴル |
2 | 牝5 | サラキア | 5 | 府中牝馬(GⅡ)1着 | ディープインパクト | |
3 | 牝4 | ラヴズオンリーユー | 3 | 府中牝馬(GⅡ)5着 | ディープインパクト | |
19 | 1 | 牝4 | ラッキーライラック | 3 | 府中牝馬(GⅡ)3着 | オルフェーヴル |
2 | 牝6 | クロコスミア | 7 | 府中牝馬(GⅡ)5着 | ステイゴールド | |
3 | 牝5 | ラヴズオンリーユー | 1 | オークス(GⅠ)1着 | ディープインパクト | |
18 | 1 | 牝4 | リスグラシュー | 3 | 府中牝馬(GⅡ)2着 | ハーツクライ |
2 | 牝5 | クロコスミア | 9 | 府中牝馬(GⅡ)5着 | ステイゴールド | |
3 | 牝4 | モズカッチャン | 1 | 札幌記念(GⅡ)3着 | ハービンジャー |
人気データ【過去10年】
単勝率 | 連対率 | 複勝率 | ||
1~3人気 | 【6-2-5-17】 | 50% | 26% | 43% |
---|---|---|---|---|
4~6人気 | 【3-3-3-21】 | 20% | 20% | 30% |
7人気以下 | 【1-5-2-106】 | 10% | 5% | 7% |
それほど人気に比例はしないようです
※7人気以下で馬券に絡んだのは非根幹距離勝利実績がある馬のみ
当日予想オッズ
1.ブレイディヴェーグ
2.ハーパー
3.ジェラルディーナ
4.ディヴィーナ
5.サリエラ
レース傾向【過去10年】
多少の誤差は生じる可能性が有ります
前走クラス | GⅡ以上 | 【10-10-8-93】 |
---|---|---|
GⅢ以下 | 【0-1-1-52】 | |
前走着順 | 7着以内 | 【10-10-9-108】 |
8着以下 | 【0-1-0-37】 | |
前走人気 | 9人気以内 | 【9-10-10-121】 |
10人気以下 | 【1-0-0-24】 |
※2022年は2着同着
前走GⅢ以下で馬券に絡んだのは2パターン
・重賞連続入着中、条件戦連勝中のどちらかに該当
前走8着以下で馬券に絡んだのはGⅠ参戦
前走10人気以下で馬券に絡んだのは以下のパターン
・非根幹距離勝利実績且つ2200連対経験有り
前走GⅢ以下【評価下げ対象】
アートハウス
ククナ
ゴールドエクリプス
サリエラ
ローゼライト
前走8着以下【評価下げ対象】
イズジョーノキセキ
シンリョクカ
ビッグリボン
前走10人気以下【評価下げ対象】
マリアエレーナ
ライラック
データ推奨馬
【データクリア馬】
ジェラルディーナ
ディヴィーナ
ハーパー
ブレイディヴェーグ
ルージュエヴァイユ
【過去10年勝ち馬は以下に該当】
・2000m以上の重賞で3着内有
※2022年アカイイトのみ例外(勝ち馬データ不明)
【データクリア勝ち馬】
ジェラルディーナ
ハーパー
この2頭が勝ち馬のファクターに該当しましたが、アカイイトの例外は発生していますので今年もデータブレイクの可能性大です。
注目馬ピックアップ
①アートハウス
馬齢 | 牝4歳 |
馬主 | H.H.シェイク・ファハド |
生産 | 三嶋牧場 |
父 | スクリーンヒーロー |
母 | パールコード |
母父 | ヴィクトワールピサ |
主な勝鞍 | ローズS1着、愛知杯1着 |
オークス2番人気期待の良血馬。
3歳秋、4歳古馬相手に重賞を勝利し能力の高さは証明しているものの適性次第では凡走が続いている状況。
少し右回りへの疑問もありますが、キレというより長く追って伸びるイメージですのでエリ女参戦は好印象。
直感ではありますが、京都下り坂スパートも向いていると思います。
②ジェラルディーナ
馬齢 | 牝5歳 |
馬主 | サンデーレーシング |
生産 | ノーザンファーム |
父 | モーリス |
母 | ジェンティルドンナ |
母父 | ディープインパクト |
主な勝鞍 | オールカマー1着、エリザベス女王杯1着 |
昨年の覇者。
タフな重馬場を後方から差し切ったパフォーマンスは抜けている印象ですが、京都コースで再現できるかは懐疑的。
血統的には問題なさそうですが、年を重ねるごとにきれのある上りを使えなくなっている点にも注目。
非根幹距離への適性は抜群ですので競馬場が違ってもいきなり走ってくる潜在能力はある。
③ブレイディヴェーグ
馬齢 | 牝3歳 |
馬主 | サンデーレーシング |
生産 | ノーザンファーム |
父 | ロードカナロア |
母 | インナーアージ |
母父 | ディープインパクト |
主な勝鞍 | ローズS2着 |
デビューから全て33秒台の末脚を発揮している遅咲きの大器。
幼さが解消されきれずスタートや追走力に改善点は残りますが、レコードタイムでのローズSでは出遅れ・内回りコースという状況で最後方から10頭以上抜き去ったのですから、斤量も軽いハンデ・外回りという環境にはとてもポジティブでしょう。
秋華賞に出走していればリバティのライバルとも呼ばれた馬ですから、賞金的に出走が叶えば良いのですが。
最終予想
本命◎ハーパー
リバティアイランドという女傑がいなければクラシック全て馬券内、オークスを手にしていたであろう能力馬。
春から馬体重も大きく増え、迫力のある馬体と安定したメンタルが大きな武器で距離が伸びてからは明らかにレース感が違っている印象。
内2頭が先行するタイプではない為、秋華賞の時のように内で脚を溜め京都の坂で加速するイメージは掴めていますし、斤量の軽さや3冠ジョッキーという要素がブーストとなる事でしょう。
キレる脚があるわけではないのでPOINTはまさにレース読みと展開だと思います。
負けるとすればハイペースになりすぎて後方待機の馬に豪快に差されるパターンでしょう。
調教の仕上がりは地味ですが、坂路で目立つような馬ではありませんしむしろ前走の疲れや反動はなさそうで万全にみえます。
追切 評価 A | ||||||
時期 | 調教場所 | 6F | 4F | 3F | 1F | 状態 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 55.4 | 39.9 | 12.5 | 馬なり |
対抗○ジェラルディーナ
昨年の勝ち馬で遂に能力が開花した超良血馬。
有馬記念ではタイトルホルダー・エフフォーリア・ジャスティンパレスに先着していますし、今年の宝塚記念4着は上位3頭の実績をみれば胸を張っていい結果といえるでしょう。
ただ、2022年のエリ女が圧倒的過ぎて阪神コース・重馬場への適性があるのは否めませんし、叩きとはいえ前走オールカマーで失速した状態は気になる所です。
それでも名手ムーアの影響や超A級のレースで走っている経験はメンバー1だと思いますので勝っているレースであれば素直に評価したいです。
調教に関しては昨年とさほど変化がない印象ではありますが、強め追いで併せ馬にアタマ差遅れ。
シンプルに騎手による影響が上手い馬という可能性も十分にありそうです。
追切 評価 B | ||||||
時期 | 調教場所 | 6F | 4F | 3F | 1F | 状態 |
最終追切 | 栗東WC(良) | 53.8 | 37.8 | 11.4 | 強め |
相手▲ブレイディヴェーグ
圧倒的なパフォーマンスで条件戦を2連勝すると1人気で迎えたローズSでは馬群待機という選択が仇となり2着。
この時の勝ち馬が秋華賞2着ですから単純なイメージでいえばリバティアイランドに次ぐ実力があるかもしれないという馬。
前走の豪脚含め過去レースのパフォーマンスが全て魅力的でいかにもGⅠを獲りそうな雰囲気ですし、ルメール騎手がこちらを選択するという事は現状最もエリ女を制する可能性は高いと思います。
ドゥレッツァの件もありますしただの偏りの思考ではあるのですが、重賞未勝利で最内枠を引いた差し馬が初コースであるトリッキーな京都コースでまとめて差し切れるのかという疑問が唯一の懸念です。
逆に考えれば懸念はそれくらいで、調教はメンバーの中でも抜けている時計ですし1週前ではラスト10秒台。
ローズS後の脚部不安など感じさせないくらいの仕上がりなので、とにかく後は全てが上手くいく展開になるか否かのみ。
追切 評価 S | ||||||
時期 | 調教場所 | 6F | 4F | 3F | 1F | 状態 |
最終追切 | 栗東CW(稍重) | 50.4 | 35.7 | 11.3 | 馬なり |
相手☆ディヴィーナ/ルージュエヴァイユ
3歳秋華賞や、牡馬混合戦を除けば府中牝馬Sでの成績が直結するレースですしディヴィーナに関していえば母ヴィルシーナのような重厚な逃げは能力開花を感じさせる秀逸さで、最終追切でも前傾ラップを意識させた調教は力強さが感じられ状態は良好。メンバー的に逃げに拘る可能性が高いですが、開花した今なら内外見ながら控える形でも押し切れるような末脚は持ち合わせていそうです。
追切 評価 A | ||||||
時期 | 調教場所 | 6F | 4F | 3F | 1F | 状態 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 54.5 | 38.6 | 12.4 | 馬なり |
ルージュエヴァイユに関しては4歳になってから重馬場や他馬接触の不利で着順を落としていましたが、春・秋と重賞制覇まであと一歩まで能力を発揮する事が出来ていますし、先行・後方でも結果を残せる操縦性やメンタルはGⅠにおいて最も重要。調教でも前走叩きの影響はありそうでここにピッタリと照準があったような好状態に仕上がった印象です。
追切 評価 B | ||||||
時期 | 調教場所 | 6F | 4F | 3F | 1F | 状態 |
最終追切 | 美浦坂路(良) | 52.0 | 37.7 | 12.1 | 馬なり |
データブレイク馬【直感馬】
新時代の競馬に突入しています。
過去のデータを壊して激走してくる馬はこの馬。
ライラック
前走人気の面でデータクリアとはならないのですが、過去馬券に絡んだ馬に該当する非根幹距離勝利且つ2200連対という部分にはフィット。
昨年、レース場は異なるものの同レース12人気で2着と大駆けした実績は素直に信じて良いと思っていますし、2500mという長距離に適性がないと考えれば非根幹距離は4戦して3回馬券内にからむ実績。
宝塚記念内枠で詰まった様子から外寄りを引ければ買いと思っていましたので、緑枠であればここは信じます。
重馬場での実績やオルフェーヴル産駒のダート適性から当日渋った馬場になれば頭でも可能性はあると思うのですが。。
初京都でどれだけパフォーマンスを出し切れるかがPOINTだと思います、調教では長くキレる脚を使っていましたので状態は良好です。
追切 評価 A | ||||||
時期 | 調教場所 | 6F | 4F | 3F | 1F | 状態 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 52.5 | 37.8 | 11.4 | 馬なり |
サインはある?
11/12当日のイベント
龍谷大学吹奏楽部生ファンファーレ
関係するとすれば龍・竜
⇒大久保龍志調教師【ゴールドエクリプス】和田竜二【ローゼライト】
大倉士門さんが来場
3月16日が誕生日
⇒同日に生まれた馬にアドマイヤマーズは主戦がM.デムーロ騎手【ライラック】
2023関係がありそうな出来事
谷村新司さんの訃報
亡くなられた10月8日は宮田敬介調教師の誕生日【ブレイディヴェーグ】