【NHKマイルカップ2024予想】荒れる要素を見極めろ　抑えるデータはコレ

3歳成長期に行われる1600m戦。

マイル適性や東京コースへの対応力も必要ではありますが、圧倒的に状態やメンタル面が重要ファクター。

ここへ向けてどんなローテーションを組み、前走どんな走りをしたのか好走する馬の特徴を見て行きましょう。

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GⅠNHKマイルカップ

コース	芝1,600m
格付け	GⅠ
条件	3歳　定量戦

当時はダービートライアルとして東京芝2000mで行われていた「NHK杯」が本競走の前身です。

その後1996年に東京芝1600mを舞台にした3歳限定、定量GⅠ・NHKマイルカップが新設されました。

創設時は外国産馬の活躍が目立ち、1997年シーキングザパール・1998年エルコンドルパサーはフランスG1においても大活躍し国内外で輝かしい成績を残しています。

2004年にはキングカメハメハが、2008年にはディープスカイがNHKマイルカップと日本ダービーの“変則二冠”を達成、おくまで変則的・難易度は高くありますが春クラシック競走との結びつきが強まっているともいえます。

東京1600m【芝左回り】特徴

2コーナー付近からスタートし、直後は緩やかな下り坂になる為前半はスピードに乗りやすいコースで、3コーナーまでの距離は約540mと長く、3コーナーから4コーナーはカーブが緩やかなためスピードに乗ったままペースが落ちにくいです。

ゴール前の直線は525.9mあり、高低差2mのタフな坂も末脚を削ります。

ハイラップで流れる事が多いコースで、直線ではキレも求められる難解なコース。

脚が早いだけでは攻略できない総合的なコースで走った経験や適性も重要となります。

過去データ【過去5年】

	着順	馬齢	馬名	人気	前走	父
23	1	牡3	シャンパンカラー	9	NZT(GⅡ)3着	ドゥラメンテ
	2	牝3	ウンブライル	8	NZT(GⅡ)2着	ロードカナロア
	3	牡3	オオバンブルマイ	3	アーリントンC(GⅢ)1着	ディスクリートキャット
22	1	牡3	ダノンスコーピオン	4	アーリントンC(GⅢ)1着	ロードカナロア
	2	牡3	マテンロウオリオン	3	NZT(GⅡ)2着	ダイワメジャー
	3	牡3	カワキタレブリー	18	アーリントンC(GⅢ)11着	ドレフォン
21	1	牡3	シュネルマイスター	2	弥生賞(GⅡ)2着	Kingman
	2	牝3	ソングライン	7	桜花賞(GⅠ)15着	キズナ
	3	牡3	グレナディアガーズ	1	ファルコンS(GⅢ)2着	Frankel
20	1	牡3	ラウダシオン	9	ファルコンS(GⅢ)2着	リアルインパクト
	2	牝3	レシステンシア	1	桜花賞(GⅠ)2着	ダイワメジャー
	3	牝3	ギルデッドミラー	6	アーリントンC(GⅢ)2着	オルフェーヴル
19	1	牡3	アドマイヤマーズ	2	皐月賞(GⅠ)4着	ダイワメジャー
	2	牡3	ケイデンスコール	14	毎日杯(GⅢ)4着	ロードカナロア
	3	牡3	カテドラル	7	アーリントンC(GⅢ)2着	ハーツクライ

GⅠにおいて外国人ジョッキーの取扱は超重要

【競馬データ】外国人ジョッキーGⅠ成績

人気データ【過去10年】

		単勝率	連対率	複勝率
1～3人気	【6-4-3-17】	60%	33%	43%
4～9人気	【4-3-4-50】	40%	11%	18%
10人気以下	【0-3-3-83】	0%	3%	6%

上位人気はそこそこの信頼度、馬券内30頭の内6頭が10人気以下というのは恐ろしい

レース傾向【過去10年】

多少の誤差は生じる可能性が有ります

前走距離	1600m以上	【9-9-9-117】
	1400m以下	【1-1-1-32】
通算勝利数	2勝以上	【9-10-8-121】
	1勝	【1-0-2-27】
前走クラス	GⅢ以上	【10-8-10-131】
	OP以下	【0-2-0-18】

前走1400m以下で馬券に絡んだのは前走1人気

勝利数1勝馬の馬券絡みはマイル重賞3着内実績有

データ推奨馬

最終予想

本命◎ジャンタルマンタル

皐月賞3着の朝日杯FS優勝馬。

ジャスティンミラノが限りなくダービー馬に近いと思っていますので実績だけみれば本命でいい存在で、京都・阪神と異なる馬場でも結果を残しており1600mに限っては無敗ですのでここ東京コースにおいても心配はなさそうです。

距離への対応力も兼ね備えているので長く走るとしてもごちゃつかない外枠は好印象ですし、スタートも良いのでポジションに関してもアスコリピチェーノを見る形でレース展開にも柔軟に対応できるでしょう。

遠征で結果を残せていませんが、ここ2走のレースレベルが段違いすぎるので気にする必要もないですし、むしろ東京で32秒台を発揮出来ている能力の方が驚き。

先行力・追走力が魅力ですので川田騎手なら4角先頭くらいでも良いと考えているかもしれません、ネガティブ要素を探すとすれば皐月賞レコードでの激走の疲れがどこまであるかという点。

にしても後ろからGⅠ馬を差し切れる馬を探すのは至難ですので状態は問題ないとみて本命とさせていただきます。

対抗○ディスぺランツァ

1600m無敗中の鬼マイラー。

中距離路線を使われていた大型馬で息入れが入りづらい為なかなか成績が伴わずにいましたが、年明けマイルを使われると末脚一閃。

2走前のレースでは最後方の嘘みたいな位置から全馬抜き去ると格上アーリントンCでも切れ味鋭く勝ち切る能力。

坂有で32秒台を発揮できる期待感と東京の広いコースでの能力上昇度合いを加味すると本命でもいいくらいだと思ってはいます。

モレイラ騎手継続でしたら軸ではあったのですが、後は今の東京芝という状況を読み切ってGⅠで好ポジションを獲りに行けるかがPOINT。

諸刃の思考ではあるのですが、末脚を最大限活かそうとどっしり構えすぎると今の東京コースの馬場状態では届かない可能性が高い。

相手▲ノーブルロジャー

11月デビューで成長力著しい未完の大器。

とにかくシンザン記念の末脚が驚異的で、直線進路を確保するとムチ一発での加速力が秀逸。

毎日杯では勝ち馬騎乗の騎手が鋭い分析力と判断力で優勝を手にしたレースで、ロジャーは馬場と展開に戸惑っても2着を確保した能力を確認できただけでも収穫のあるレースであったといえるでしょう。

川田騎手が下りてしまったのは残念ではありますが、キレのあるイン突きをするジョッキーでもありますので底を見せていない成長力とぶっちぎりの末脚を繰り出すことが出来ればここでも主役を張れる存在だと思っています。

相手☆アスコリピチェーノ

2㎏軽いマイルの女王でルメール騎手が騎乗となれば1人気も納得。

デビューから大崩れもせず全てのレースで上り33秒台を使えている事からこのメンバーでも明らかに能力は上位で、遠征もないホーム戦なら不安要素は限りなく少ないとは思うのですが。

絶対能力で走るというよりは追い込んで伸びるタイプの馬だと思いますので、個人的にはこの乗り替わりは大きなプラスになるとは思えず万全とはいえない復帰戦でGⅠとなれば、ルメール騎手がそこまで鬼追いはしないでしょうし今の東京の芝状態を見るのが当日というのは痛い。

データや血統的に相性は良いので突き抜けてしまう可能性はありそうですが軸馬という評価はしづらいのが正直です。

データブレイク馬【直感馬】

新時代の競馬に突入しています。

過去のデータを壊して激走してくる馬はこの馬。

イフェイオン

他馬を気にしすぎる癖があり桜花賞では完全に前半折り合いを欠き直線では力尽きました。

メンタル面の改善をGⅠで出来るかと言われると疑問ではありますが内枠で折り合いさえつけば先行できる器用さはありますし、中山の坂を駆け抜けたように東京の急坂でもテンポよく走ることが出来そう。

人気薄で一発が多々あるジョッキーですので、前走の着順だけでここまで評価が下がるようであれば積極的に買いたいですね。

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